Elvis at the International
Follow That Dream/BMG Denmark
Multiselection Box Set
Capitol
仕事をしながらくりかえし聴いてみた。
そのバリエーションの豊かなことに僕は驚いた。あたりまえかもしれないけれど、「Let it be」だけじゃないんだと、あらためて感心した。40年ほども前の録音なのに、とても新鮮に耳に届いてくる。
これはビートルズの全集というよりも、音楽をつくることに関する壮大な実験の記録なのではないか、という気がする。バロックやクラシック、プレスリーやインド音楽まで、60年代までにできあがっていた音楽を使い、アレンジを繰り返すことによって「新しく聞こえる」音楽をつくりだそうとしたのではないか。ビートルズというシステムは、それを実現するためのラボラトリーだったのではないか。その実験の結果がこのCDボックスにはぎっしりと詰まっている。もう、なにからなにまで、それはまるで百科事典のように。